工芸・陶芸
住所
栃木県芳賀郡益子町大字益子3021
電話番号
公式サイト
この建物は江戸時代後期、市貝町市塙に建てられ、その後茂木町下菅又に移築されたものです。庄司が1930(昭和5)年に最初に購入した建造物で、当初は家族や職人、女中の住居として使われました。土間は改造され、初期の作陶の場となったほか、母屋として、また国内外からの訪問者との交流の場としても使用されました。
大黒柱には34cm角の欅を用い、幅45cm・厚さ17cmの欅の差鴨居が、炬燵と囲炉裏を備えた10畳の座敷をぐるりと囲んでいます。4間×3.5間の土間部分はほとんどが板間で、中央に囲炉裏があり、南側の馬屋寄りには手回し轆轤、座敷寄りには蹴轆轤が置かれていました。轆轤の上は中二階になっており、階段箪笥で上り下りできる造りです。もともとは夫人の機織り場として使われていましたが、囲炉裏や竈の煙が気になったため、後に庄司の作品置き場となりました。板間の正面には竈があり、ご飯だけでなくパンなども焼いていたといいます。
厩の梁は幅70cm・厚さ23cm・長さ10.0mの松材で、天井も4段の松の梁組みで構成されています。土間への入口は障子の引戸ですが、内側から閉められる片開きの木戸も備えています。
1989(平成元)年に町指定文化財となり、同年、益子焼の伝統を伝えるため陶芸メッセ益子内に移築保存されました。
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